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【契約・解約】入居者の希望による居室の住み替えが認められないことへの不満
1.ご本人からの相談
夫婦で元気な状態で2人用居室に入居したが、後に夫が要介護となり、介護居室に移りました。現在、広すぎる2人用居室に1人で住んでいるため、自身も狭い居室への住み替えを希望したが、ホームから「住み替えはできない」と断られました。入居者の希望による住み替えには応じてもらえないものなのか。
2.押さえておきたいポイント
・居室の住み替えについては、入居契約書に規定されています。
・入居者の希望による住み替えは、一般的には認められておりません。
・入居契約時に、2人用居室については、お1人になった場合も考慮して、入居者の希望により別の居室に住みかえることができるのかを確認してください。
3.これから入居を検討する方へ
(1)住み替えは必ずしも自由にできるものではありません!
・有料老人ホームにおける居室の住み替えは、入居契約書に規定されています。入居契約時に必ず住み替えの可否や条件を確認してください。
・入居者が住み替えを希望した際、入居契約書に住み替えに関する規定がない場合は、ホーム側と話し合いを行い、住み替えの可否を決定する必要があります。
・入居契約書に住み替えに関する規定が明記されていない場合は、新たに契約を結び直すことが一般的です。
(2)「将来を見据えた居室選び」が大切です
・元気なうちからホームへの入居を考える場合は、今だけでなく将来の生活を見据えた居室選びがポイントです。「この居室で最期まで過ごすとしたらどうか?」という視点で、広さ・階数などを検討しましょう。
・2人用居室は便利で快適ですが、どちらかが要介護状態になった際の居室変更の可能性やホームの対応についても、いろいろなケースを想定して入居契約をする前にホームに住み替えの規定を確認しましょう。
(参考)
居室の住み替えに関する参考資料は、以下のリンクをご参照ください。
https://www.yurokyo.or.jp/contents/view/5051
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