運営法人向けの情報
【サービス】居室の自動止水栓設置について
(ご家族からの質問)
ホームに入居中の母の認知症がひどくなり、居室の水道の出しっぱなしが目立つようになった。ホームから自動止水栓の設置が提案されているが、費用負担を求められている。ホームの備品になるのに利用者側で負担が必要なものか。
≪相談者に対する苦情対応委員会のコメント≫
自動止水栓の設置の諾否は入居者が決めるべきものであり、ホームが入居者に設置を義務づけることはできません。そして、自動止水栓は入居者側の造作(居室内の設備等の変更など)となるため、ホームの備品でなく、入居者の備品となるので、設置費用は自己負担となり、契約終了時には原状回復する必要があります。
入居者の過失で水漏れを起こし、自室や他の居室に損害が及んだ場合は、入居者の負担で賠償する事が必要となる可能性もあります。そのリスクも勘案し、設置するか否かを判断してください。なお、ホームによっては認知症の入居者について、水漏れ等の事故防止をホーム自らの責任ととらえ、自動止水栓の設置などに対応しているところもあります。
~入居を検討している方へ~≪トラブル回避のためのチェックポイント≫
入居契約書において、入居者が自らの負担において行う修繕や造作の内容について確認してくだ
さい。
≪事業者に対する苦情対応委員会のコメント≫
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