お知らせ

介護保険最新情報vol.1455が発出されましたのでお知らせします。

内容は『訪問介護事業所の出張所（いわゆる｢サテライト｣）の設置について』です。

厚生労働省は、訪問介護サービスの安定的な提供を目的として、訪問介護事業所の出張所（サテライト）の設置・活用について改めて整理し、周知しました。

訪問介護事業所の指定は原則としてサービス提供拠点ごとに行われますが、地域の実情を踏まえ、一定の要件を満たす場合には、本体事業所と一体的な運営を行う「出張所（サテライト）」として指定を受けることが可能とされています。

特に、
・中山間地域や離島など
・今後、サービス需要の減少が見込まれる地域
においては、柔軟な人員配置や効率的な事業運営を可能とする手法として、サテライトの設置が有効とされています。

【出張所（サテライト）設置の主な要件】
出張所は、本体事業所と一体的に運営されていることが前提であり、次のような体制が求められます。
・利用調整、サービス提供状況の把握、職員への指導を一体的に実施
・職員の勤務体制・勤務内容を一元管理し、必要に応じた相互支援が可能
・苦情対応や損害賠償について一体的に対応できる体制
・同一の運営規程（目的・運営方針・営業時間・利用料等）を適用
・人事・給与・福利厚生など職員管理を一元的に実施
また、ICT機器やケアプランデータ連携システムの活用により、本体事業所との緊密な連携を確保することが重要とされています。

本通知は新たな制度創設ではなく、既存制度の積極的・効果的な活用を促すものであり、訪問介護事業者においては、地域の実情や将来の需要を見据えた事業運営の選択肢として、サテライト設置の活用を検討することが期待されています。詳細は以下の資料をご確認ください。

介護保険最新情報vol.1455『訪問介護事業所の出張所（いわゆる｢サテライト｣）の設置について』