お知らせ
「建設工事における猛暑対策サポートパッケージ」の周知について
近年、夏季の猛暑は年々厳しさを増しており、今後もその傾向が続くと見込まれています。
特に屋外作業を伴う建設工事では、作業環境の悪化による熱中症リスクの増大が大きな課題となっています。
こうした状況を踏まえ、国土交通省は令和7年12月、「建設工事における猛暑対策サポートパッケージ」を取りまとめ、官民を問わず猛暑対策の取組を進める方針を示しました。
〇サポートパッケージの主な内容
本パッケージでは、建設現場で働く技能労働者の生命・健康を守るため、次の4つを柱として取組を推進するとしています。
1.猛暑期間・時間帯の作業回避
猛暑日や高温時間帯を避けた施工計画の設定
2.効率的な施工・作業環境の改善
新技術の導入や施工方法の工夫による負担軽減
3.猛暑対策に必要な経費等の確保
熱中症対策に要する費用を適切に見込んだ工事対応
4.地方公共団体・民間発注者への周知と好事例の横展開
〇有料老人ホーム事業者の皆さまへ(発注者としての留意点)
有料老人ホームの新築工事や改修工事においては、事業者自身が民間発注者となるケースが少なくありません。その場合、施工業者任せにするのではなく、
・猛暑日を考慮した無理のない工期設定
・猛暑対策を前提とした施工計画への理解
・熱中症対策に必要な経費を含めた適正な契約・協議
など、発注者としての配慮が求められます。
現場で働く方々の安全確保は、建設業界だけでなく、発注者を含めた官民共通の責務です。
今後の建設・改修計画にあたっては、本サポートパッケージの趣旨を踏まえ、施工業者と十分に協議しながら、適切な対応を行うことが重要です。詳細は以下の資料をご確認ください。
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