個人のお客様・消費者向けサイト

文字サイズ変更

背景色変更

03-5207-2763

月~金曜日(祝日、年末年始を除く)午前10時~午後5時

お問い合わせフォームのアイコン

メニュー

お問合せはこちら:03-5207-2763

文字サイズ変更

背景色変更

※当サイトは、WebアクセシビリティJIS X 8341-3 (WCAG 2.0)に準拠しています。

入居あれこれ

会員ホームインタビュー記事「アンペレーナ百道」

第三者チェック

アンペレーナ百道

「ご入居者と過ごす全てのシーンを大切に」

有料老人ホームへの入居を検討されている皆様にあんしんできる住まい選びをしていただくため、協会で実施している【サービス第三者評価】を受審されたホームをご紹介します。 

サービス第三者評価とは、ホームが外部の専門家による評価を受けることで、自分たちでは見えなかった改善点に気付き、質の向上に励んでいただくことを目的としている当協会の事業です。詳細は「こちら」をクリックしてください。※「アンペレーナ百道」の評価結果は本ページ下部よりダウンロードしてご覧いただけます。

今回ご紹介するのは、2024年度にサービス第三者評価を受審された介護付有料老人ホーム「アンペレーナ百道」(福岡県福岡市)です。同ホームは、西部ガスグループが運営元で2008年に設立されました。自立から要介護まで幅広いご入居者を受け入れ、一般住戸122室、介護住戸31室、一時介護室2室をそなえています。

「アンペレーナ百道」館長の松本泰知さん、副館長で看護師の宮崎早百合さん、営業部マネージャーで生活相談員の櫻原慎也さんに、ホームでの取り組みについてお話をうかがいました。

 

人, テーブル, 立つ, 男 が含まれている画像

自動的に生成された説明

※左から、営業部マネージャーで生活相談員の櫻原慎也さん、館長の松本泰知さん、副館長で看護師の宮崎早百合さん(20258月現在)

−−人気シーサイドエリアに立地する上質なホーム

事務局:「アンペレーナ百道」の特徴を教えてください。

櫻原(「アンペレーナ百道」営業部マネージャー・生活相談員。以下、櫻原):「アンペレーナ百道」がある「百道浜」は、福岡で人気のリゾート地です。海に近く、福岡タワー、みずほPayPayドーム福岡、医療機関、福岡市総合図書館、シーサイドももち海浜公園、遊歩道などの多彩なスポットが徒歩圏内にたくさんあります。また、当ホームはシニアの邸宅としては九州で初めて24階建ての超高層タワーです。24階建ての最上階には周囲を360度見渡せる「スカイラウンジ」があり、福岡らしい風景を満喫することができます。夜景も息をのむほどきれいです。抜群のロケーションに惹かれ、ご入居を決める方がたくさんいらっしゃいます。

事務局:ホームページを拝見して驚いたのですが、天然温泉もあるんですよね。

櫻原:はい。西部ガスグループが当ホームを計画する際に、「ご入居者にとって天然温泉(循環濾過式、加温給湯)があったほうが絶対にいいだろう」と考え、地下1300メートルまで掘って天然温泉を出したそうです。天然温泉の大浴場は、毎日16時から21時までご利用いただけます。「疲れがとれる」「広々とした湯船でゆったりできる」と、ご入居者からも好評です。

 

24階の「スカイラウンジ」

 

「スカイラウンジ」から見た夜景

天然温泉の大浴場

 

−−「Q&A集」で、ご入居後の暮らしをイメージ

事務局:第三者評価では、経営理念や行動指針を周知徹底している姿勢が高く評価されていました。経営理念や行動指針を職員の方に浸透させるため、どのような取り組みを行っていますか。

松本(「アンペレーナ百道」館長。以下、松本):「私たちは、常に真心をもって、人間の尊厳を重んじる企業でありつづけることを経営理念とします」というのが、私たちの経営理念です。朝礼では経営理念を全員で唱和して、丁寧なサービスができるように気持ちのスイッチを入れています。また、社長をはじめとする経営陣の声が現場にすぐ届くよう、Teamsの社内メールを活用して、大切にしている経営方針などを職員一人ひとりにリアルタイムで届けられるようにしています。経営理念は館内にも掲示していて、職員もご入居者も日常的に目にしています。

事務局:ご入居予定者には「Q&A ご質問回答集」という冊子をお渡ししてサービス内容をくわしく伝えているそうですが、具体的にどのような内容が書かれているか教えてください。

松本:一般住戸にお住まいで要支援や要介護になった時の介護体制、お部屋の設備、お食事のメニューや時間など、ご入居前に気になるような内容が50項目ほど書かれています。短文のQ&A形式なので、気がかりなことがピンポイントでわかりやすいかと思います。他にも、外出時の宅配便の受け取りはフロントが代行できることなど、日常のあらゆる場面について網羅しています。こちらを読んでいただくと、ご入居後の暮らしがイメージしやすくなるかと思います。

屋内, 床, 天井, 部屋 が含まれている画像

自動的に生成された説明

1階エントランス

 

−−コンプライアンスを重視し、働きやすい環境をつくる

事務局:第三者評価では、コンプライアンスへの組織的取り組みについても高く評価されています。職員にコンプライアンスの大切さを伝えるため、どのような取り組みを行っていますか。

松本:西部ガスグループの全職員は、コンプライアンスに関する研修動画を見て勉強しています。動画を見終わったらチェックテストをしています。また、社長もコンプライアンスについて定期的に真剣なメッセージを出していて、全職員が必ず読むようにしています。

事務局:働きやすい職場環境をつくるために、どのような取り組みを行っていますか。

松本:風通しの良い風土をつくるため、社長が年に1回、全職員と面談をしています。各職員の所属上長との面談も年に12回あります。また、Teamsの社内チャットを活用して、職員同士が気軽にリアルタイムで意見を交換できるようにしています。結果、職員がストレスをためずにのびのびと働けるようになり、直近の3年では離職率はかなり低下しています。

宮崎(「アンペレーナ百道」副館長・看護師。以下、宮崎):例えばあるご入居者について検討事項があると、「私の考えはこうです」「こうしたらどうですか?」など、たくさんの職員からの意見がチャットで寄せられるんです。若手職員も積極的に意見を発信してくれています。職員全体で協力しながら、お一人おひとりに合わせたサービスを追求できていると思います。

 

−−「ユマニチュード」で、心のこもったふれあいを

事務局:ご入居者に対するサービスの質向上への取り組みの一環として、「ユマニチュード」というケア手法を取り入れているそうですが、具体的にどのようなものか教えていただけますか。

宮崎:「ユマニチュード」は、「私はあなたのことを大切に思っています」としっかり伝えるためのケア手法です。例えば、目を見て話す、ゆっくり丁寧に話す、介助の時にやさしく手を添えるなど、お一人おひとりとのコミュニケーションに心をこめることが特徴です。

松本:福岡市は「ユマニチュード推進部」という部署をつくって、市全体で「ユマニチュード」を推進しているんです。当ホームでは、市が主催する専門職向けの研修会に現場スタッフが参加したり、そこで学んだことをホーム内で共有したりして、現場の職員に「ユマニチュード」の理念が浸透するようにしています。

事務局:「ユマニチュード」を取り入れることの効果は見られていますか。

宮崎:「ユマニチュード」を取り入れることで、認知症の方に笑顔が増えたり、移動する時の誘導がスムーズになったり、現場にプラスの効果が生まれていると感じています。例えばお食事の時も、メニューを一通りお見せして、「今日のお味噌汁はおあげです。おかずはお魚ですね」などと丁寧に説明をするようにしたんです。すると、ご入居者が笑顔になって、食事に関心を持って楽しんで食べてくださるようになりました。何より、私たち職員自身がイライラすることなく、優しい気持ちで過ごせるようになりました。

事務局:ご入居者との関わり一つひとつを大切にされているのですね。

松本:ありがとうございます。「アンペレーナ百道」は、建物の豪華さが注目されがちなのですが、私たちが一番大切にしているのはご入居者と職員の温かいふれあいです。今後も心のこもったサービスを提供できるようさまざまな取り組みを行います。

 

−−食後の5段階評価で食事の満足度を向上

事務局:第三者評価では、食事内容が充実していることも優れた取り組みとして評価されています。「アンペレーナ百道」の食事の特徴を教えてください。

櫻原:ダイニングでは、味も栄養バランスも見た目もこだわったお料理をご提供しています。予約の必要がないことも大きな特徴で、ご入居者はご予定やご気分にあわせて自由にダイニングをご利用いただけます。また、常に2種類のメニューを用意していますので、お好みにあわせて選んでいただけます。それから、西部ガスグループ傘下に「福岡中央魚市場」があるので、新鮮な海鮮食材を直接仕入れてご提供しています。西部ガスグループには水耕レタスの生産を行う「エスジーグリーンハウス」もあり、採れたての野菜も食卓を彩っています。

事務局:旬の新鮮な食材をご提供できることは、西部ガスグループならではの強みですね。ご入居者のご要望を食事内容に反映させていることも評価されていましたが、ニーズの把握はどのように行っていますか。

松本:夕食にいらしたご入居者に毎回カードを配って、「美味しい」から「美味しくない」の5段階の箱を設置して、食べた感想を投票していただいています。その集計結果を職員間で共有し、「これは評判がいいからまた出しましょう」「こういうところを改善したらどうでしょう」など、意見を出し合っています。また、年に1回行うご入居者お一人おひとりとの面談でも、食事についての好みやご希望を聞き取っています。こうして集めた声を受け、料理長と栄養士が試行錯誤しながらメニュー開発を行っています。人気のないメニューと新しいメニューをたびたび入れ替え、ご入居者の満足度が上がるように尽力しています。

事務局:実際にご入居者からどのような要望が出てどう反映したか、具体例をお教えいただけますか。

櫻原:ご入居者からは、「豪華なものが食べたい」「食事に楽しみがほしい」といった声が多く寄せられます。例えばうなぎは非常に人気があるメニューで「土用の丑の日だけでなくもっと食べたい」というご希望をいただいたので、「福岡中央魚市場」と連携して定期的にご提供できるようにしています。また、別途料金はかかりますが、特別料理もご用意して、ご希望者にご提供しています。

事務局:舌の肥えたご入居者が多いと思いますので、やはり豪華なメニューが人気なんですね。

櫻原:そうですね。基本的には管理栄養士が栄養バランスや塩分量を考慮して献立をつくっているのですが、晴れやかな気分になる豪華メニューも取り入れ、家庭的な料理から特別メニューまで、メリハリをつけてご提供しています。

事務局:第三者評価には、「特別料金のかからないイベント食を月に1回提供している」と書かれていました。こちらはどのようなものですか?

宮崎:季節毎にイベント食を月に1回程度ご提供しています。皆さん楽しみにされていて、とても好評です。

2階ダイニング

 

 

 

特別食のコース料理(別料金)

 

−−誠実さを大切に、セカンドライフをサポートする

事務局:今回、第三者評価を受けた感想をお教えください。

松本:コロナ禍を経て久しぶりに外部からの審査を受けたのですが、内部の職員だけではわからない細かい指摘をいただくことができて、よりきめ細かいサービスをご提供していかなければならないと決意を新たにいたしました。

事務局:最後に、お仕事をする上で心がけていることを一言ずついただけますでしょうか。

宮崎:私は、先ほどお話ししたユマニチュードを徹底するほか、ご入居者との約束を破らないことを徹底しています。「何時に伺います」「病院に私がついていきます」などとお約束したら、どんなに忙しくても必ず守るようにしています。信頼関係を築き、安心して過ごしていただきたいと思っています。

櫻原:私は営業の窓口を担当していますので、ご入居検討者とお話しする時には、丁寧に質問にお答えすること、できることはできる、できないことはできないと、はっきりお伝えすることを心がけています。「私には、ご入居者お一人おひとりのセカンドライフを楽しいものにする責任がある」と常に自覚するようにしています。

松本:ご入居者お一人おひとりにとってより良い提案を常に考えること、ご入居者に対して誠実であることを心がけています。職員に対しても同様に、一人ひとりの働きがいを追求し、対話を大事にして、元気に働いてほしいと考えています。

事務局:「アンペレーナ百道」では、ご入居者お一人おひとりとの心のこもったふれあいを大切に、充実したセカンドライフを支えていることがよくわかりました。本日はお忙しいところお話を聞かせていただきましてありがとうございました。

 

※介護付有料老人ホーム「アンペレーナ百道」外観写真

 

「アンペレーナ百道」 類型及び表示事項

類型

介護付有料老人ホーム(一般型特定施設入居者生活介護)

居住の権利形態

利用権方式

入居時の要件

自立/要支援/要介護

利用料の支払い方式

選択方式(全額前払い方式、一部前払い・一部月払い方式、月払い方式)

介護保険

福岡市指定介護保険特定施設(一般型特定施設)

居室区分

全室個室

介護にかかわる職員体制

1.51以上

 

【お問い合わせ先】0120-312-81410:0017:00、年中無休)

814-0001 福岡県福岡市早良区百道浜3-9-17

アンペレーナ百道」公式ホームページ

 

アンぺレーナ百道 サービス第三者評価

この記事は参考になりましたか?