有料老人ホームQ&A

質問
未届の有料老人ホームがたくさんあるようですが、どこに聞けば届出されているかどうか情報が得られるのでしょうか。
回答
有料老人ホームの設置者は、ホームを設置する際に所在する都道府県等へ事業の届出をすることが老人福祉法(29条第1項)により義務づけられています。都道府県等はホームに対して、入居者保護の観点から運営状況の報告を求めたり、定期的な立入調査を実施したり、問題がある場合には改善命令をすることができます。最近、マスコミ等で問題になっている劣悪なホームの中には未届のホームもあり、未届のホームは都道府県等の目が届かないところで運営が行われているため、事件や事故が起こって初めて問題が発覚するということになってしまっています。
もし、ご関心のあるホームがありましたら、まず、所在地の都道府県等にお問い合わせになり、届出が出ているホームかどうかをご確認ください。

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質問
ホームの経営状態については、どのように確認したらよいですか。
回答

施設を見学した際やホーム入居を決める前に、設置者の決算書や事業収支計画等の閲覧を申し出てください。特に、前払金を支払って入居するホームにおいて、閲覧を正当な理由なく拒否したり、十分に開示をしないホームは注意が必要です。その場合には、各都道府県等の届出窓口に相談するのも一つの方法です。

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質問
有料老人ホームに入居するためには、身元引受人が必ず必要ですか。
回答
入居の際、ほとんどのホームが身元引受人を立てることを条件としています。身元引受人とは、入居者が介護が必要な状態になって入居者自身の判断能力が低下したときなどに、入居者の立場に立ってホームとの話し合いや相談に応じていただき、入居者が逝去した場合にはご遺体や遺留金品の引き受けなどを行っていただく方です。
そのほか、入居者の管理費支払義務などについて、連帯債務者となっていただくこともあります。 身元引受人の権利・義務については、入居契約書に規定されています。

※身元引受人を立てられない方は・・・
身元引受人を立てられない場合には、成年後見制度の利用や遺言書の作成等で対応しているホームもあります。ホームにご相談ください。 成年後見制度を利用する場合、どのような資格の方(弁護士、司法書士等)に依頼するのか、契約の内容によっても費用はさまざまです。

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質問
ホームに入居する際に、ペットは飼えますか。
回答
ホームによって対応は異なります。鑑賞魚や小動物であれば受け入れ可能なホームもあります。また、ある程度大きさを決めて、犬や猫との入居を受け入れているホームもありますので、個々のホームにご確認ください。

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質問
認知症の場合でも、ホームに入居できますか。
回答
認知症入居時に要支援、要介護の方を受け入れるホームでは、認知症の方もご入居いただけます。入居前にご本人とご家族とホーム側とで、医療機関との連携や普段の生活について、十分にお話しをすることで、それぞれの方に合ったケアプランを組み立てて、ホームで生活いただけます。

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質問
職員の配置について、決まりがあるのでしょうか。
回答
介護保険サービスを提供する「介護付有料老人ホーム」では、3人の要介護者に対し、1人以上の介護または看護の職員を配置することが義務付けられています。
ここで注意したいのは、要介護者3名に対し、24時間常に1名の職員配置ということではないという点です。
例えば、1日のなかでも入浴や食事対応など人手を多く必要とする時間帯には、多くの職員を配置し、一方夜間は、少人数で対応するといった体制をとっています。職員配置についてわからない点があれば、管理者(施設長)等に説明を受けるとよいでしょう。

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質問
住宅型有料老人ホームが多くなっていますが、選ぶ際の留意点はありますか。
回答
住宅型有料老人ホームでは、介護付有料老人ホームとは異なり、外部の介護サービス事業所が介護サービスを提供します。そのため、入居者は自由に自分の選択で、外部の介護サービス事業所と契約することとなります。
ホームによっては外部からの介護サービスの不足を補うために、ホーム独自で介護職員を配置しているホームもあります。また、介護保険外の生活支援サービスとして外出支援や居室の清掃等を行うホームもある等様々です。
どのようなサービスが提供されるのか、サービスにあたる職員の配置はどうか、費用を含めて確認するとよいでしょう。

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質問
ホームに入居しても、自由に外出したり旅行に行ったりできるのですか。
回答
お元気な方向けのホームでは、散歩、買い物、外食、外出、外泊、旅行等は自由です。外出時は、紛失防止のため居室の鍵をお預かりしているホームもあります。また、夜間から早朝にかけて、防犯上、ホーム玄関の錠を閉めているホームがありますので、施錠時間中に帰宅する場合などはどのように対応しているのか、ホームにご確認ください。
要介護の方向けのホームの場合、多くは外出等に制限を設けています。なお、外出付き添いの援助が必要な場合は、別途費用が必要な場合がありますので、ホームにご確認ください。

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質問
家族や友人をホームに招くことはできますか。
回答
ホームにご家族や友人を招くこともできますし、ご自分の居室に、宿泊いただけるホームもあります。ゲストルームを備えているホームでは、実費をお支払いただくことで、ご利用が可能です。ご来訪者と食堂をご利用いただくこともできます。

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質問
ホーム入居中に入院した場合、どのようなサービスが受けられますか。
回答
ホーム入居中のサービスホームによって対応方法が異なります。病気やケガで入院された場合、職員がお見舞いに伺うのみのホームもありますし、お見舞い時に洗濯物の交換や日用品のお届けを行なっているホームもあります。その回数や費用の負担等についてはホームに確認する必要があります。職員の人数等の都合上、上記のような対応が難しいというホームもありますので、ご注意ください。

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質問
ホーム入居中に入院した場合、またホームに戻る事はできますか。
回答
原則、入院したからといって、入居契約が一方的に解除されることはありません。従って、退院した際に戻ることができます(ただし、入院中も管理費等の一定の費用負担は発生します。)。中には、入院が一定期間(例えば3カ月等)にわたった場合を契約の解除事由としているホームもあるので注意が必要です。重要事項説明書や入居契約書で確認してください。

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質問
認知症などでホームを出されてしまうことがありますか。
回答
認知症になったというだけで退去を求めるホームはほとんどみられません。しかし、他の入居者や職員の生命や身体に危害を及ぼすおそれが生じ、通常の介護方法では防止できない状況に至ったときに初めて退去を求めることにしているホームが一般的です。気になるようであれば、ホーム訪問の際にでも、そのような事例が過去にあったかどうか確認するのもよいでしょう。このような設置者からの解除の条件については、入居契約書で定められていますし、重要事項説明書でも確認できますので、入居前にきちんと確認しましょう。

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質問
居室で自炊をしたり、外食をしてもよいのですか。
回答
食事居室で自炊をしたり、外食をするのは可能です。ただし、ホームの食事をとらない場合、事前にホームへ連絡を入れないと食費を請求される場合もありますので、食事に関しては管理規程等でご確認ください。

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質問
看取りまで対応してくれるのでしょうか。
回答

ホームにおける職員の配置状況や医療機関との連携方法の違いにより、対応できるホームとできないホームがありますので、詳細はホームにご確認ください。なお、対応できるホームに対しては、これまでの看取りの実績などを確認いただくとよいと思います。終末介護についても同様です。ホームに、率直にご相談ください。

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質問
元気なときに入居し、介護が必要になったら、お部屋を移ることはあるのでしょうか。
回答
介護が必要になった場合に、元の居室から新たな介護居室や提携ホームへの住み替えをしていただくホームがあります。
また、介護状態に大きな変化があった場合に、介護居室を変更していただく場合もあります。つまり、入居者の心身の状況の変化に対応したサービス提供のための住み替え規定です。
住み替えをしていただくホームの入居契約書では、居室の住み替えは本当に介護の必要上やむを得ない場合に限ることを明確にするために、次のような手続きが定められています。

①医師の意見を聴くこと
②本人または身元引受人等の同意を得ること
③一定の観察期間を設けること

住み替えの可能性があるホームの場合には、上記のような手続きが定められているか確認してください。また、どのような居室に住み替えとなるのか、面積が減少した場合に費用の調整が行われるのか、追加の費用が必要になるのか、などについても確認が必要です。

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質問
有料老人ホームでは、提供されるサービス費用は、どのホームも同じなのでしょうか。
回答
サービス費用サービスに関する費用については、どのようなサービスが前払金や月々の定額費用に含まれ、どのようなサービスに別途費用負担が必要なのか、ホームによって異なります。
例えば、居室の清掃について、週1回分は月々の管理費に含まれるホームもあれば、毎回個別に費用が発生するホームもあります。
このため、入居契約書や管理規程、重要事項説明書、有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅が提供するサービスの一覧表でしっかりと確認してください。

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質問
有料老人ホームに入居してから、月々の費用が値上げされることがあるのでしょうか。
回答
利用料の改定については、有料老人ホーム設置運営標準指導指針において、「利用料等の改定のルールを入居契約書等に明記すること、また改定に当たっては、その根拠を入居者に明確にすること」とされています。費用を改定する際は、一方的に行うのではなく、所定の手順によって行われます。
ただし、運営懇談会での入居者全員の了承がなければ、料金を改定することが出来ないということではありません。納得できない場合は、行政や第三者機関の相談窓口に相談する方法もあります。

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質問
有料老人ホームを退去する際、原状回復費用は必要なのでしょうか。
回答
通常の使い方での損耗・摩耗(経年による壁紙の汚れ等)等については、設置者負担となります。入居者負担となるのは、造作の変更(新たにドアや棚を設置する等)等の場合です。
原状回復費用は、トラブルが発生しやすいものの一つです。入居契約書や管理規程に、どのように記されているのかを入居前に必ず確認してください。入居者の原状回復の費用負担については、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」(平成23年8月国土交通省住宅局)を参考に協議することとされています。

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質問
要介護で入居する場合、有料老人ホームの選び方の留意点について教えてください。
回答
まず、入居時「要介護」の方を対象としているホームの中から選ぶことになります。次にご自身やご家族が希望する立地や費用に合うところをお探しいただきます。居室は、大体個室で、ベッドを1台配置し、トイレ、洗面台がついたワンルーム形式です。18m2位(約11畳)の所がほとんどで、お風呂やミニキッチンはついていないことが多いです。
介護サービスは、「住宅型有料老人ホーム」では外部の介護サービス事業所から受けることになります。「介護付有料老人ホーム」では、ホームの職員が介護サービスを提供しますが、この場合、要介護者に対しどれ位の介護職員を配置しているかを重要事項説明書でご確認ください。
重要事項説明書の最後には、「介護サービス等の一覧表」がついていますので、その中でどのようなサービスが提供され、別途費用がかかるサービスにはどのようなものがあるのかもご確認ください。

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質問
親が要介護状態で有料老人ホームに入居した場合の親の自宅に係る相続税について教えてください。
回答
相続税の課税対象となる一定の事業用・居住用不動産には「小規模宅地等評価減の特例」が適用されます。
1.自宅の敷地に係る相続税の小規模宅地特例
(1)小規模宅地特例の概要
 被相続人の事業用や居住用に使用されていた宅地を相続人等が相続した場合、その土地の相続税の課税対象額が減額される特例が設けられています。これを小規模宅地特例といい、自宅の敷地についてはこれまで、面積240m2を上限として評価額の80%が減額されていました。
 平成27年1月1日からは、適用対象面積が拡充され、面積330m2を上限として評価額の80%が減額されます

(2)老人ホームへの入居と小規模宅地特例
 小規模宅地特例の適用対象となる自宅の敷地とは、原則、相続開始直前に被相続人等の居住の用に供されていたものであることが必要です。被相続人が自宅を空き家にして老人ホームに入居していた場合、その自宅の敷地が相続開始直前において被相続人の居住の用に供されていたかどうかについて、国税庁は質疑応答事例の中で「被相続人が居住していた建物を離れて老人ホームに入居したような場合には、一般的には、それに伴い被相続人の生活の拠点も移転したものと考えられます。」としつつ、特例として、次に掲げる状況が客観的に認められるときには、被相続人が居住していた建物の敷地は、相続開始の直前においても被相続人の居住の用に供されていた宅地等に該当すると考えてよいとしています。
[1]被相続人に介護が必要なため、老人ホームへ入居することとなったと認められること。
[2]被相続人の自宅が貸付け等の用途に供されていないこと。
 平成26年1月1日から上記2つの内容に緩和されましたが、それ以前は下記4つの状況が認められなければ、小規模宅地特例の対象とはなりませんでした。
[1]被相続人に介護が必要なため、老人ホームへ入居したこと。
[2]被相続人がいつでも生活できるよう、その建物の維持管理が行われていること。
[3]入居後その建物を他の者の居住の用、その他の用に供していた事実がないこと。
[4]被相続人またはその親族によって老人ホームの所有権や終身利用権が取得されていないこと。

 なお、詳細については国税庁(電話:03-3216-6811(代表) アドレス:http://www.nta.go.jp/index.htm)へご確認ください。

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